組織概要
経営理念Management Philosophy
山を守り育て森林林業が担う公益的機能が十分に発揮されるように、役職員心を一つにして前進します。
組合員の収入確保と林業に携わる人たちが、安心して暮らせる安定した事業の継続を目指します。
後世の人たちに、豊かな緑と自然を引き継ぐことを目標に掲げ最善の努力を続けて参ります。
組合理念Union Philosophy
- 山は木を育てる
- 山は川や海を育てる
- 山は人も育てる
- 山は地球を守る
組合長挨拶greeting
新年あけましておめでとうございます
組合員の皆様には、新しい年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。本年は辰年でありますが、辰年は「陽の気が動き万物が振動する年で、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年」だと言われているそうであります。
年明け早々、北陸地方で大地震と津波により多くの犠牲者が出ました。復興までにはかなりの時間が掛かりそうです。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、被災された方々が早期に平穏な日々を取り戻されることを心よりお祈りしたいと思います。 また翌二日には、羽田空港で航空機事故が発生しました。JAL機に搭乗していた人たちに一人の犠牲者も出なかったことは、まさに奇跡と言っていいほどの事故でしたが、海上保安庁機に搭乗していた海上保安官5名が亡くなられことは誠に残念であります。
一年のスタートでこのような悲惨な天災や事故が発生し、心が重くなりそうではありますが、冒頭に書きました辰年の謂われのように、活力旺盛になって大きく成長する年になって欲しいものです。
さて令和6年は姶良西部森林組合にとって、記念すべき年となります。まず、懸案でありました蒲生木材流通センターの木材選別機が2月末を目途に完成し、3月から運用を開始します。これまで選別できなかった大径木が選別可能になり、同時に選別速度が速くなり、正確な選別が可能になります。商品として一本一本の原木の価値が高まっていくものと期待しております。
また、姶良西部森林組合設立50周年を9月18日に迎えます。昭和49年に旧姶良町・加治木町・蒲生町・溝辺町の4森林組合が合併して半世紀の年月が流れたことになります。現在の姶良西部森林組合が順調に運営出来ているのは、諸先輩方のご努力、ご尽力の賜物と心より感謝申し上げたいと思います。9月には設立50周年の記念事業を計画する予定であります。
姶良市に林業大学校設置が決まり、来年4月に開校します。組合にとっても飛躍の年になるように役職員、現場技能班員全員の力を結集して努力して参ります。組合員の皆様のご協力を切にお願い申し上げまして、令和6年年明けのご挨拶といたします。
令和6年 1月吉日
代表理事組合長 湯之原一郎
「春爛漫」動植物が輝き始める季節を迎えて
山桜が緑の山々にひときわ白く輝いています。紫色のイワツツジが満開になり、ぼちぼちソメイヨシノも咲き始めています。新型コロナウイルス感染症も大分落ち着いてきており、人の動きが活発になってきました。今冬は平年よりかなり寒い冬でしたが、その分春の暖かさが身に染みてありがたく感じられます。
組合員の皆様には、暖かな春を迎えて身も心も溌溂とした気持ちでお過ごしのことと拝察いたします。組合の職員・現場技能班員も元気にそれぞれの現場で気持ちの良い汗をかきながら、組合員の皆様の山の手入れに励んでおります。
今、テレビや新聞等で頻繁に取り上げられている報道に、物価高騰と労働賃金の引き上げがあります。林業は危険度の高い仕事であると言われています。守るべき仕事の基本的な安全対策を講じていれば、そうそう事故は起こるものではありませんが、これまで組合で働く人たちに、仕事の内容に見合った賃金が支払われていたかと言うと、他産業の労働者と比較した時、十分であるとは言い難い面があります。
組合の基本的な考え方として「1円でも多く山主さんへ還元する」ように仕事に取り組んできました。基本的な考えに変わりはありませんが、林業に興味を持ち、林業の現場で働きたいと言う人がもっと増え、今働いている人たちの生活を守るという意味で一文を足したいと考えます。「林業に従事する人たちの生活をしっかりと支えながら、1円でも多く山主さんへ還元する」ことにしたいと考えています。そのためには、森林整備代金等を多少上げさせていただく事になるかと思います。作業に係る諸資材等の代金も値上がりしております。そのことも含めまして、ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
林業は今、木材生産、森林整備などこれまで担ってきた役割に加えて、地球温暖化防止策の一環として温室効果ガスである二酸化炭素を吸収削減する役割など、公益的機能を果たすためにもしっかりと仕事をしていかなければなりません。その仕事に携わる労働力の確保は、喫緊の課題です。
この森林組合のホームページを公開してから、少しずつではありますが、若い人たちの採用応募が増えてきていることは大変うれしいことです。応募してくれた人たちの話を聞くと、「自然の中で仕事ができること。」「林業が環境を守り働き甲斐のある仕事であること。」など話してくれます。このような人たちがもっと増えてくるように、待遇面の改善を考えながら、森林組合の情報を発信して行きたいと考えております。
今後とも、組合員の皆様のご理解とご協力を得ながら、組合運営に鋭意努力して参ります。何卒、よろしくお願い申し上げます。
令和5年 3月桜咲くころ
姶良西部森林組合 代表理事組合長 湯之原 一郎
新年あけましておめでとうございます。
正月3が日は新春にふさわしい穏やかな日が続き、今年一年が同様に穏やかな年になることを願うばかりです。
組合員の皆様には、日頃より当組合の運営並びに事業実施に対し多大なるご理解とご協力を賜り、心より感謝を申し上げます。お陰様で昨年は当組合の蒲生木材流通センターでの取扱量が、同センター開所以来最大の取扱となりました。そのほか、森林整備 林産事業など各種事業も順調に進行してきております。森林・林業の役割や国産材を利用する大切さが見直され、林業界に追い風が吹いていることを実感する一年でありました。
近年、世界各地で気候変動による大規模な気象災害が頻発しています。原因は温室効果ガスの排出により、地球の気温上昇が止まらないことが原因とされています。その中でも二酸化炭素が最大の原因物質になっており、如何にして二酸化炭素を削減していくか、世界中で様々な取り組みが始まっています。大気中の二酸化炭素を減らすには、排出を削減するか、吸収して減らしていくか、現状では二つの方法しかありません。排出を減らすために電気自動車等の普及や再生可能エネルギーへの転換が図られています。二酸化炭素を吸収して削減するには、植物が光合成の材料として吸収することで重要な働きをしており、その中でも森林・林業の役割は大変大きなものがあります。
また、伐採した木を利用することで、木材の中に二酸化炭素を長期間貯留する事が、空気中の二酸化炭素削減に一役を果たしています。
ただ、間伐等で森林を整備したり、伐採適期になった高齢級の木を伐り、その伐採跡地に苗木を植え付ける森林のサイクルを進めなければ、二酸化炭素の吸収量を増やすことは難しく、森林の果たす役割は発揮できません。森林組合が普段取り組んでいる仕事が、地球環境を守るために重要な役割を果たしていると言っても、決して過言ではないのではないでしょうか。
これからも役職員一同、現場技能班員も含めて、森林組合の仕事の大切さを念頭に置きながら、組合員の皆様のお役に立てる仕事に一生懸命に取り組んでまいります。
今後ともご理解とご協力をお願い申し上げまして、年頭のご挨拶と致します。
令和5年 1月4日
姶良西部森林組合
代表理事組合長 湯之原 一郎
組織図
事業所紹介
姶良西部森林組合姶良事務所
所在地:〒899-5412 鹿児島県姶良市三拾町1371-6電話:0995-67-0588
最寄り駅:帖佐駅(約2.8km)、鹿児島空港まで車で22分(16.5km)、ローソン姶良豊留店まで徒歩で10分(800m)、イオンタウン姶良まで車で5分(1.9km)
姶良西部森林組合蒲生木材流通センター
所在地:〒899-5307 鹿児島県姶良市蒲生町久末415電話:0995-52-0038
最寄り駅:帖佐駅(約9.2km)、鹿児島空港まで車で26分(19.5km)、ファミリーマート蒲生町上久徳店まで車で4分(1.8km)
姶良西部森林組合溝辺支所(月・金のみ)
所在地:〒899-6401 鹿児島県霧島市溝辺町有川341電話:0995-59-2353